第9回日本小児循環器集中治療研究会学術集会の開催報告
大会長
2024年9月28日(土)、第9回日本小児循環器集中治療研究会学術集会を札幌医科大学記念ホールにて開催させていただきました。現地開催で、テーマは「多職種で奏でる小児循環器集中治療」とさせていただきました。多数の演題と活発な質疑応答を通して、各施設間や多職種間での連携を深め、小児循環器集中治療の発展に貢献できる有意義な学術集会になることを目標としました。
特別講演は、札幌医科大学麻酔科学講座の吉川裕介先生をお招きして、「麻酔薬の心保護作用–デクスメデトミジンの可能性–」と題してご講演をいただきました。ご参加の皆様には非常に興味をもって聞いていただけました。
今回は過去最多の36演題の登録、74名の方にご参加をいただきました。1日1列での演題発表の構成上、学会は開始時間が8:30、終了時間が17:50と日程がタイトになってしまいました。しかし、演者・座長の皆様のご協力もあり時間厳守でスケジュールは進行し、かつ、活発な議論をしていただき本当にありがとうございました。
また、せっかく札幌に来ていただいたので、学会中にも楽しんでいただこうと、昼食には4種類のお弁当を、ケータリングコーナーにはお菓子・ドリンクを、北海道らしさをコンセプトにコドモックルスタッフが厳選して物産展顔負けに準備をさせていただきました。受け渡しを通して、コドモックルスタッフと参加者の皆様と親交を深めることができました。さらに、学術集会の終了後は、すすきのへ場所を移し懇親会を開催させていただきました。スタッフを含め合計55名のご参加をいただき、二次会を含めて濃密な情報交換ができました。
小規模な当科で学術集会を初めて開催させていただきました。「多職種」で学会運営をさせていただき、幸いにも盛会に学術集会を終えることができました。さまざまなご助言をいただきました学会事務局の皆様、事前の準備から当日の運営にご協力をいただきましたコドモックルスタッフの皆様、会場確保と多大なるご支援をいただきました札幌医科大学小児科同門会の皆様、企業の皆様に心より感謝を申し上げます。
次回第10回の会場は岡山大学病院小児麻酔科 岩崎達雄先生です。それでは皆様、2025年9月27日(土)岡山でお会いしましょう!
第9回 日本小児循環器集中治療研究会学術集会 大会長 名和 智裕
北海道立子ども総合医療・療育センター 小児循環器内科・小児集中治療科